最近新NISAってよく聞くけどデメリットとかはないのかな?世界中の好きな株に分散投資できて安全らしいけど、本当に投資したお金が増えるの?
今年から始まった新NISAが話題になっています。新NISAは将来のお金を用意する手段と言われますが、いざ始めようと思ったら投資したお金が減らないか、不安な気持ちが出てきますよね。
この記事では、新NISAの失敗しない活用方法とデメリットを紹介します。新NISAに興味があるけど、投資という言葉への不安からまだ踏み切れないひとにとっては、役に立つ情報です。
この記事を読めば、新NISAで失敗せずに資産を増やせる運用方法がわかります。将来のために投資で着実に資産を増やしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
新NISAの失敗しない活用方法
新NISAは初心者向けの投資方法です。それでもよくわからず、まだ始めていないひとは多いですよね。ここでは初心者でも簡単な新NISAの活用方法を紹介します。以下の方法で新NISAを活用することをおすすめします。
1つずつ紹介していきますので、新NISAに挑戦してみたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
目標をしっかり設定する
新NISAの失敗しない活用方法は、始める前に目標をしっかり設定することです。事前に目標金額や達成時期、お金の使い道などを決めておくことにより、途中で挫折せず継続して投資しやすくなりますよ。
たとえば、新NISAの目標には「老後資金を今のうちからためておきたい」「仕事を早期退職して自由に生きたい」など自分のライフプランに合わせた目標を立てましょう。目標をしっかりと定めることによって、必要になる資産額や達成時期も具体的になります。
新NISAの失敗しない活用方法は運用開始前に目標を設定しておくことです。新NISAは10年以上の時間をかけて資産を増やしていきます。途中で値下がりが起こっても動揺しないように、しっかり目標を定めてから運用してください。
時間をかけて資産を増やす
新NISAは分散投資になりますので、時間をかけてこつこつ資産を増やしていきます。長期的な資産運用をすることで、運用成績が安定するからです。安定した運用成果が期待できるということは、高確率で資産を増やせるということですね。
新NISAは運用益の非課税期間が無期限なので、長く運用を続けたひとの方が大きな恩恵を受けられます。途中で値下がりがあっても、売らずに保有し続ければまた値上がりするタイミングがありますので、じっくり時間をかけて資産を増やすのがおすすめです。
新NISAは長期・分散・積み立ての性質があります。時間をかけて投資期間を長くするほど資産増加が期待できますので、値下がりしても気にせずに保有し続けるのが資産増加の秘訣です。
欲張って投資しない
新NISAの失敗しない投資方法は、欲張って投資しないことです。欲張って無理な投資をしてしまうと、今の生活を圧迫してしまうからです。新NISAはあくまで「自分が今使わなくても困らないお金」での運用を心がけましょう。
投資のNG行為は、少しでも早く資産を増やしたいからといって、「毎月10万円以上投資しよう」と考えることです。今の自分に毎月10万円投資する余裕があるのかどうかを考えてから決めないと、投資優先で窮屈な生活を強いられることになります。
新NISAの失敗しない投資方法は、無理をして欲張った投資をしないことです。自分が今生活するのに必要なお金は残しておき、余ったお金で投資するようにしましょう。将来の資金を貯める目的とはいえ、今の生活を犠牲にするのは本末転倒です。
始める前に知っておきたい新NISAのデメリット3選
新NISAにはデメリットもあります。世間でにぎわっていることもあり新NISAはいいことづくめのように感じますが、しっかりデメリットを知ってから始めるべきです。デメリットを知っておくことで、運用成果が下がっても慌てて売らずに済みます。以下が新NISAのデメリットです。
- 初心者には難しく感じる
- 元本割れする可能性がある
- 投資枠に上限がある
上記のデメリットについて詳しく解説していきますので、新NISAで確実に資産を増やしたいひとはぜひお読みください。
デメリット1:初心者には難しく感じる
新NISAのデメリット1つ目は、初心者には難しく感じることです。投資である以上、始めてみないとわからないことはたくさんあります。しかし何もわからない状態では開始することすら難しいと感じるものです。
たとえば、新NISAを始めるには専用口座の開設が必要です。さらに積み立て投資枠と成長投資枠があり、どちらの枠に何を買えばいいのかわからなくなります。じっくり資産を増やしたいひとは、積み立て投資枠から先に埋めていくようにしましょう。おすすめは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を買ってリスクを分散することです。
新NISAは初心者にとって開始のハードルが高いというデメリットがあります。まずは自分がいつまでにいくらの資産を手に入れたいのかを明確にし、目標達成のためにどれだけのリスクを取れるのかを考えましょう。慌てていくつもの商品を買うのはおすすめしません。
デメリット2:元本割れする可能性がある
新NISAのデメリット2つ目は、元本割れのリスクがあることです。元本割れとは、自分が購入した商品の価値が、購入時よりも下がることです。新NISAは「長期・分散・積み立て」によってリスクを軽減しているとはいえ、それでも元本割れになるリスクはゼロではありません。
たとえば、ある株式を10万円で買って1年後に5万円に価格が下がったとしましょう。この場合元本の10万円が5万円に下がったことになるので、5万円分の資産を失ったことになります。元本割れの可能性が高いのは、同じ国の株式を大量に購入してその国が不景気になることです。
新NISAには、元本割れのリスクというデメリットがあります。大切なのは、一時的に元本が値下がりしたからといってすぐに売却しないことです。値下がりしてもそのまま保有し続ければ、景気の好転が起こって再び値上がりするタイミングが必ず来ます。
デメリット3:投資枠に上限がある
新NISAのデメリット3つ目は、投資枠に年間の上限があることです。高収入でがんがん投資しようというひとにはこの上限枠がストレスになります。大切なのは将来のために時間をかけて少しずつ資産を増やそうというマインドセットです。新NISAの投資枠上限は以下の通りです。
- 積み立て投資枠 120万円
- 成長投資枠 240万円
たとえば毎月積み立て投資枠に20万円と成長投資枠に30万円を投資したとします。積み立て投資枠は6ヶ月目でいっぱいになり、成長投資枠も8ヶ月目に満額でこれ以上投資できなくなります。
新NISAは最低でも10年以上の時間をかけてじっくり資産を増やすものです。投資可能額をあっさり使い切るほど資産があるひとには向いていません。投資枠の範囲内で積み立て投資をするひとはどんどん挑戦してください。
新NISAの特徴
新NISAは2024年から始まった制度です。うまく利用して資産を増やすためには、その特徴を知っておく必要があります。以下が新NISAの特徴です。
- 運用益が一定額まで非課税になる
- 積み立て投資枠と成長投資枠がある
- 売却したら非課税枠が復活する
それぞれの特徴について解説していきますので、新NISAについて知りたいひとはぜひお読みください。
運用益が一定額まで非課税になる
新NISAの特徴は、運用益が一定額まで非課税になることです。通常の投資は、運用益に対して20%の税金がかかります。景気が上昇して多くの利益を出しても、税金を多くとられるのは悲しいですよね。その点新NISAは以下の表のように保有資産1,800万円まで非課税です。
新NISAは投資金額1,800万円とその運用益までが非課税です。旧NISAから大幅に非課税枠が増えているため長期・分散・積み立てを活かして、増えた運用益をすべて自分の資産にできます。
積み立て投資枠と成長投資枠がある
新NISAの特徴2つ目は、積み立て投資枠と成長投資枠があることです。積み立て投資枠は金融庁が厳選した投資信託の中から自分で商品を選ぶ枠のことです。リスク軽減効果が高いので、投資初心者に向いています。
いっぽうの成長投資枠は、上場株式(ETF)や投資信託以外にも非上場株式や不動産にも投資できます。今後の価格上昇を見込んでリスクをとった運用を目指す分、短期間で莫大な稼ぎを生み出すことも可能です。ただし、積み立て投資枠よりもギャンブル要素が大きいので、無理な投資は控えましょう。
売却したら非課税枠が復活する
新NISAの特徴3つ目は、保有資産を売却したら1,800万円の非課税枠が復活することです。売却後に非課税枠が復活するため、再投資したいひとにはお得になります。
たとえば、「目標額に到達したから売却しよう」と考えているひとでも、売却後にまた資産運用したくなることがあるでしょう。そのときには1,800万円の非課税枠が復活しています。新NISAを使って予定していた資産運用を変更したくなったときに、この非課税投資枠の復活を使えばまた非課税で運用できるのです。
新NISAには売却後の非課税枠が復活するという特徴があります。保有資産の売却後に再び非課税の恩恵を受けたい方は、ぜひ利用を検討してみてください。
まとめ|新NISAはデメリットを知ってから無理のない範囲でしよう
ここまでで、新NISAの失敗しない運用方法と事前に知っておきたいデメリットを紹介しました。失敗しない運用方法は以下の通りです。
新NISAは2024年から始まった、初心者でも時間をかけることで資産を増やせる制度です。しかし初心者には難しいことが多く、ハードルが高いなどのデメリットもあるため、しっかり調べてから始める必要があります。
この記事を読んで、新NISAに興味がわいてきた方は、ぜひ小額からでもいいので、新NISAに挑戦してみてください。
コメント